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今日の一句 #434

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    沖縄にあるしりとりの「ん」の続き   森山文切

     

     

    「ん」の続き。

    ああ、確かに!

    と、思い出すのは

    旅で幾度か訪れた、わが国最南端の

    ここで終わり、どころか

    ここから何かが始まるような美しい海。

     

    一方で、社会派の句としても読む。

    政府が「ん」を突きつけ、強制終了しようとしても

    なんら解決していない問題が山積。

     

    なんて、「ん」にたたずみつつ

    実はこの句に最初に出合ったのは、作者のツイッター。

    ネタバレ恐縮ながら、昨年のGWに、

    あるスナップとセットで投稿されていて

    だからもともとは、くすっと笑えるユーモラスなもの。

    でも一読、句は写真からすっくと屹立した。

     

    そんな印象深いお気に入りの句が、

    新刊の森山文切川柳句集『せつえい』に収載されている。

    それも巻頭、というのが勝手にうれしい。

     

     目を覆うための両手に成り下がる

     美濃和紙のブラキオサウルスの産毛

     ひとりでもやれとはまなす咲いている

     ビックリマンシール剥がして父になる

     

    作者は鳥取出身、沖縄在住。

    森山文基として毎週web句会の代表を務める。

    序文・真島久美子、あとがき・樋口由紀子、跋文・森山盛桜。

     


    (森山文節川柳句集『せつえい』2020年)


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      • 2020.08.06 Thursday
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