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今日の一句 #442

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    派手を着よとて娘から父の日に   石原伯峯

     

     

    父が詠んだ父の日の句。

    日記のように、さらりとてらいなく書かれている。

    けれど日記ではなく、川柳で書かれたがゆえに

    父の喜びや含羞が

    ほのぼのしみじみと伝わってくる。

     

    作者は広島県川柳協会初代会長など、

    柳壇の要職を歴任した故・石原伯峯氏(1920-2002)。

     

    今春、氏の作品や功績をたどる

    『石原伯峯の川柳と柳縁』が

    新葉館出版の新書シリーズの1冊として刊行された。

    監修は門下の弘兼秀子さん。

     

     花鋏花のいのちに触れた音

     腕組の中に小さな秋が棲む

     野良犬は風の噂にたじろがず

     長女とや菊一輪にたとえんか

     

    「柳縁無限」という言葉を愛した石原氏。

     

    ちなみにご長女は川柳作家の弘津秋の子さんで

    本書には弘津さんの「娘」ならではの視点で書かれた

    興味深いエッセーも収載されています。

     

     

    (『石原伯峯の川柳と柳縁』弘兼秀子 監修

        /新葉館出版 2020年3月)


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