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今日の一句 #438

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    道問へば一度に動く田植え笠  (古川柳)

     

     

    『誹風柳多留』初篇(明和2年/1765年)の中の1句。

    DNAに刷り込まれた原風景というか、

    実際にこんな光景を目にしたことはないのに

    なんとも懐かしく生き生きとよみがえってくる。

     

    ところで手元の『古川柳 ー鑑賞から研究へー』

    (丸十府 著/愛育出版 1968年)は

    古川柳研究の某氏が初学の頃より愛読されていた古川柳の手引書。

    ふとしたご縁でひょいと譲ってくださって以来、

    わたしも折にふれ楽しくめくっていて

    本書には掲句と一緒に、柳多留のこんな2句も紹介されている。

    どちらもなかなか味があって

    著者の丸十府氏の鑑賞とともにどうぞ。

     

     早乙女の笠ひぼ岡へ持つてくる (六篇)

      田植え最中、笠のひもがゆるんできた。

      泥の手で、しめ直すこともできない。

      あぜにいる人に、「しめ直して……」

      とやってくる。

     

     早乙女は他領の方へ草を投げ (三篇)

      田植えの邪魔になった雑草を、

      ぽんとよその田へ投げてやる。

      「他領」の大げさな表現。

     


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      • 2020.08.06 Thursday
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